こんにちは、えびです。
6/25(日)に関東学生トライアスロン選手権に参加してまいりました。
遅くなりましたがレースレポートを書いていきます。
目次
1.リザルト
2.調整
3.レースレポート
4.反省点
5.まとめ
6.遠征行程
1.リザルト
公式リザルト(Swim1.5km-Bike40km-Run10km)
Swim 26:29(90位)
Bike 1:12:24(67位) ←T1,T2含む
Split 1:38:53(71位)
Run 37:19(16位)
Total 2:16:12(45位 / 出走172名,完走159名)
→インカレ出場権獲得!(インカレボーダー55位)
Swim 26:13, 1.49km, 1'45/100m
Bike 1:12:40, 41.7km ←T1,T2含む
Ave.34.5km/h, NP220W(4.0W/kg)
Run 37:19, 9.77km, 3'49/km
2.調整
レース6日前からしっかりめに調整した。基本的な方針としては頻度と強度(ペース)は落とさず、練習全体の量を減らす&セット間のレストを長めにとることで疲労を抜きつつ心肺機能や体の動きを保つというイメージ。調整の内容は「トライアスリート・トレーニング・バイブル」を参考にした。
レース7日前
Bike SST 25min*2 + Run 4km
レース前最後の高強度高負荷の練習としてレースペースでのブリック練を行った。ランが思ったより苦しい走りになってしまったけどレースのシミュレーションとしてはgood。
レース6-2日前
スイムは100m、バイクは90秒、ランは400mをレースペースかそれよりやや速いくらいのペースで3-6本。レストは2-3分。この練習を中心にジョグ、回復走、ドリルなどをしてゆったりと過ごした。
レース前日
バイクは180秒、ランは150秒のビルドアップを3本ずつ。レースペースよりやや遅いくらいから始めてやや速いくらいまで上げる。
3.レースレポート
◎Swim 26:29(90) 1'45/100m
調整池内の三角形のコースを2周回(1周750m)。
シーズン初戦であるスプリングは24分半。技術的な部分を修正して24分台前半で泳ぐことを目標にレースに臨んだ。
スタートは最も外側の最前列。整列の時点で周りにほとんど人がいなかったのでスタート直後でもバトルはなし。スプリングではぬるっとスタートしてそのまま微妙なペースを刻んでしまったので今回はスタート直後はハードして徐々に理想とするペースに落ち着かせるイメージで入った。
スタートから100mくらいで思わぬ出来事が発生。ウエットの中に水がぼこぼこ入ってくる。特に腕のほうに水が入りリカバリーの時にめちゃくちゃ重い。おそらくウエットを着る時に首周りをしっかり閉めなかったのが原因。
ヘッドアップは4呼吸に1回の予定だったが予想以上に苦しくて頻度が下がり、周りに人が少ないのも加わり序盤から蛇行気味。個人的には蛇行してでもバトルがない方が良いので今回のスタート位置の選択は間違いではなかったと思う。
1周目終了時点(750m)で12分30秒台。あーこれ25分かかるかもと思いながら若干ペースを上げるイメージで2周目に入りその後は何事もなくスイムアップ。手元の時計でタイムを確認してびっくり。
26分台・・・???
終わった。。。過去5年でワースト。なんならあと1分早く上がっていてもワースト。順位も90位と言われ絶望。バイクとランで40人近く抜かないとインカレには届かない。。。
意気消沈してウエットを脱ぐのにも若干手こずりなんとかバイクコースへ。
◎Bike 1:12:40(67) Ave.34.5km/h, NP220W
約8kmのコースを5周回。周回の終わりにある約2.5km, 平均斜度約2%の上り坂が特徴的。
正直なところバイクスタート時点ではインカレ行きをほぼ諦めていた。惰性で予定通りのワット数を踏んではみるが普通に苦しい。スイムアップが26分台なので周りにはほとんど人がいない。インカレのボーダー付近である23分24分が過ぎると極端に人が減るからだ。スイムが遅かった東大1,2年の頃のレースを思い出した。
なんのために俺は練習してきたのだろうか、と自問自答しながら今までやってきた練習を振り返る。この1年間だけでも数多の練習を積んで、トライアスロンを始めて8年目でようやくまともにインカレが狙える位置まできたのに、それが今目の前で崩れかけようとしている。最悪の気分だった。
一緒に練習してくれた仲間や応援してくれた人にも申し訳ないし、何よりこの日のために練習を積み上げてきた今までの自分に申し訳ない。インカレに行けなくても彼らや自分に報いることができるとしたらバイクとランでベストを尽くすだけしかないのではないか。そう思った瞬間からペダルを踏む力が戻ってきた。自分を鼓舞しつつ泣きながらペダルを回す。
登りは当初の予定通り29-32km/h。下りはやや向かい風というのもあって44/-46km/h。下りや平坦は頑張りすぎず登りで頑張るというイメージでレースを進める。周回ごとにラップを取っていたが最終周まで落ちていなかったので実力相応のペースを刻めたと思う。
◎Run 37:19(16) 3'49/km
貯水池の周りを合計3周、外周を合計2周。貯水池の周りは砂利, 土, 芝生で走りにくく、外周もアップダウンがあるタフなコース。気温は25度以上でコンディション的にもタフだった。
バイク終了時点で、東工大の小林くんから71位とアナウンス。ワンチャン行ける?、、、いや全然行ける。16人抜けば届く。東大時代はランが一番苦手であらゆるレースで最後に順位を落としていたが今年は違う。コンスタントに練習を積むようになり、いろんなことを試して経験してようやくランで順位を上げられるくらいの力がついてきた。絶対抜いてやる、そう思って走り出した。
スタート直後は開けた貯水池の周りを走るため、自分が抜かなければならない人がいかに遠くにいるのかがわかる。やっぱ無理かも、、、と少し弱きになるが目の前にいる人を抜くことと今の自分のベストの走りをすることに集中してペースを刻む。
未舗装の道と登り基調のところは3分50秒-4分/kmくらい、平坦や下基調のところは3分40-50秒/kmくらいで進む。
序盤はなかなか抜けないが中盤から終盤にかけて垂れてきた選手を抜かす頻度も多くなりレースが進むにつれて力が湧いてくる。おそらくラスト3kmくらいでボーダーまで到達。ラスト数百mでフィニッシュ地点のアナウンスが耳に入り、ボーダーまでは余裕があるとわかりインカレ行きを確信。ラストはがむしゃらにハードしてフィニッシュ。
45位とアナウンスされた瞬間、涙が溢れてきた。インカレだ。
東大時代の関カレベストが46分台であることを考えると訳わからんタイム。
4.反省点
Swim
タイムが落ちた原因の一つであるウエットスーツへの水の侵入は着用の仕方の見直しとサイズ直しで対策する。
蛇行に関してはヘッドアップの頻度を上げたり自分の癖を修正する方向に向かうことで対応してきたが、あまりにも右に曲がるので左右対称な泳ぎをするための練習を取り入れる。
練習の内容に関しては、レストの短いショートインターバルをやらなくなってしまったせいで、練習がレースと乖離しすぎてレースに必要な能力が昨年から去年にかけてずるずる落ちていたと思う。この一年間のスイムとの関わり方から、現状維持でいいという気持ちは頭を使わなくするし練習をつまらなくするということを学んだ。例え直接タイム短縮につながらなくても、何かを向上させようとする気持ちは持ち続けたい。
Bike
普通に地力が足りない。SST、SI、ロングライドなどを組み合わせてFTP向上を目指す。特に今までおろそかにしてきたロングライドやそれに準じた練習を重視していきたい。
Run
唯一満足のいくタイムを出せた種目(一番苦手な種目だったのに笑)。とはいえ上述の通り現状維持でいいという考えを持つことは退化につながる可能性を孕んでいるのでさらに上を狙いたい。目指すは来年の関カレランラップ35分台、一桁順位。
トラックレース、マラソン、デュアスロンなど、トライアスロン以外でもモチベーションを上げてくれる大会は多くあるので、そういった種目を向上させる過程でトライアスロンのランも強くなっていけたらいいな。
5.まとめ
トライアスロンを始めてから目指し続けてきたインカレ出場を決めることができましたが、理想とするタイムとはかけ離れていました。インカレを決めた時は嬉しかったけど冷静になってみるとやはり今回のタイムには満足できないです。
自分が目指してきたのはインカレに出場するというよりは、今の自分が過去の自分と比べて圧倒的に強くなった、成長したんだと納得することなのだと改めて認識しました。そのためにはやはり自分の理想とするタイムを出さなければなりません。来年の関カレの目標はスイム23分台、バイク69分台、ラン35分台(理想するランのタイムはぶっちゃけ38分台くらいなので今年でもう達成しているのですが)。これを達成して自分の中にある"真のインカレ出場"を決めてやります。
とはいえ直近の大会はインカレですし、インカレ完走(※)を目指して練習することは大きな成長につながると思うので、ひとまずインカレ完走を目指して練習に励んでいきたいと思います。
※インカレはバイク競技中に周回差をつけられると強制リタイヤ。スイムとバイクが遅いと余裕で切られるので、ランの力でインカレ決めた自分のようなタイプは完走すら難しい。
最後にお世話になった方へのお礼を一言ずつ記して締めたいと思います。
医陸の海斗
2年の頃から部活がある時もないときもずっと一緒にランの練習をしてくれた仲間。どんな練習でも文句ひとつ言わずに付き合ってくれるし、まとまりのないトレーニング理論の話とか絶対興味ないであろうスイムやバイクの話も興味ありげに聞いてくれる神。彼女と3年続くのも納得の人格者。これからもよろしく。
医陸の早紀さん
女性だけどランが僕より速い人。1年生の頃から練習で引いていただくことが多くて、トライアスロンの話もよく聞いてくださって本当にお世話になりました。今年は早紀さんのさらなるベスト更新の一助になれたら嬉しいです。
医陸の高橋さん・鶴見
レベチ。にもかかわらず一緒に練習してくれたり達観したアドバイスをくれたり。自分より圧倒的に強い人が身近にいるとその人を通じて違う景色を見れるような気がしてとても良い刺激になりました。
東大の前田君・菊池君・城戸君
東大を卒業してからもDoo-Upや他大学の方と繋がりを持てたのは皆んなのおかげです。昔と同じようにワイワイしながら学生レースに出ることができて本当に嬉しいです。OBとしてというよりかは一選手として接してくれたのも居心地が良かったです。今後もレースや合宿ではよろしくお願いします。
東工大の小林君・東大の中込君
二人は一緒にインカレを目指す仲間としての存在が大きかったです。加えて競技に対する情報収集能力には目を見張るものがありました。怠惰な自分が数年かけて知るようなことを一瞬で収集して周りに共有してくれる。こういう存在が人類を進歩させてきたのだろうと思わせられました。特に小林君が教えてくれたバイクのフィッティングはやった瞬間からバイク練で怪我することがなくなって練習量増やせました。マジで感謝です。
東大の内田・学習院の乾君
東大時代から一緒に練習したりレースに出た仲間。昔から自分を知ってくれているからこそお祝いの言葉には重みがありました。本当にありがとう。またいつか一緒に練習できたら嬉しいな。
6.遠征行程
6/24(土) レース前日
7:10 松本駅発
12:10 那須塩原駅着
12:30-13:00 昼食 @那須塩原食堂
13:40 試走会場着
14:10-15:20 前日練習
16:00-16:30 前日受付&開会式 @黒磯公民館
17:00-17:30 夕食 @丸亀製麺
17:35-18:15 買い物 @ヨークベニマル
18:40 宿着 @民宿 喜楽庵
那須塩原駅のワンズレンタカーで軽をレンタルした。30時間くらいで12,000円(安い)。前日受付の会場が例年と違うことを東工大の皆さんに教えてもらった。前日練習が終わるのも遅かったのでかなりヒヤヒヤした。会場の確認と時間に余裕を持った行動を心がけましょう(何年目ですかあなたは)。
6/25(日) レース当日
6:35 宿発
7:30 会場着
-8:55 トランジションオープン
-10:00 当日受付
12:15-12:45 アップ
13:15-13:35 入水チェック
13:45 レーススタート
17:15 会場発
19:00 那須塩原駅発
23:05 松本駅着
レース終わってから早めに出発しないと間に合わないので来年以降も注意。
↑関カレ前日の丸亀製麺は不可避。Doo-Upのみんなで遠征してた頃が懐かしい。